櫟山・栗ノ木洞経由 鍋割山登山 春 4月 ~丹沢登山LIFE.com

櫟山・栗ノ木洞経由 鍋割山登山 春 4月

   

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2014年4月24日

1章 西山林道から眩い新緑の櫟山へ

今回は鍋割稜線の春を求めて鍋割山に向かいます。ただ前回の登山経験からも鍋割稜線の春は若干遅めである事は分かっていますので少し足をのばして櫟山と栗ノ木洞までの広範囲で新緑を探しに行きます。

登山ルート 大倉→西山林道→黒竜の滝→櫟山→栗ノ木洞→鍋割山→鍋割稜線→金冷し→大倉の周遊コース


いつものように戸川公園のそばに車を停めて鍋割山を目指します。丹沢山塊三大登山口の一つ大倉、清々しい晴天です。今日は西山林道からの鍋割山登山ですので大倉尾根登山口には向かわずに戸川公園脇の舗装路から西山林道を目指します。

戸川公園バスロータリー前戸川公園バスロータリー前

暫くの間、舗装路を歩いたらここを曲がって林道スタートです。

西山林道へ向かう指導標林道へ向かう道

季節の進行とともに徐々に緑が増えていく山肌を見るとなんだかうきうきするのは私だけでしょうか?いや山が好きな方にはわかっていただける感情だとおもいます。本日の登山にてまず初めに目に付いた花はカキドオシです。

新緑ます丹沢山塊カキドオシ

これはホウチャクソウの蕾でしょう。ホウチャクソウはユリ科の多年草で花は下向きに垂れ下がり花被は半開しかしない花で何と無くおしとやかです。

ホウチャクソウホウチャクソウ

こんな感じで足元に咲く季節の花を楽しみながら10分ほど杉林を歩くと西山林道のゲート裏に出ますのでこのまま西山林道を進みます。ゲートを過ぎてすぐの場所に建つ丹沢大山国定公園の看板ですが以前来た時には気が付かなかった落書きが沢山ありました。常識を知らない幼い心の持ち主の仕業でしょうが悲しい事ですね。

西山林道ゲート裏丹沢大山国定公園看板

鍋割山まで4.9kmの指導標が見えてきました。ただこの指導標は二俣経由での話なので今回の櫟山・栗ノ木洞贅沢コースは勿論二俣経由よりさらに距離があります。西山林道も着実に春を迎えているのが肌で感じられる状況で木々の緑が鮮やかになり朝日を浴びてキラキラしています。

新緑の西山林道朝日を受けてきらめく葉

林道をテクテク歩いているといきなり現れるベンチと看板、ここが黒竜の滝の入り口です。普段ならここを通り過ぎて二俣に向かいその先でペットボトルのボッカをして鍋割山を目指すのですが今回はこの脇道を下り黒竜の滝を目指しますのでボッカは出来ません。

黒竜の滝入口の風景黒竜の滝への指導標

丸太階段を数分の間、ジグザグに下り滝音へと近づいていくとあずまやが見えてきますのでそのあずまやの裏側が黒竜の滝になります。

黒竜の滝へ向かう道 黒竜の滝前のあずまや

黒竜の滝のそばでミヤマハコベを見つけました。このミヤマハコベ、花弁が10枚あるように見えますが実は5枚で1枚の花弁が大きく裂けているのが特徴です。またミヤマハコベは湿った土を好むため滝のそばは最適な場所なんでしょうね。今回の登山でもここでしか見かけなかったですし。

黒竜の滝ミヤマハコベ

滝ってなんか神秘的というか不思議な存在ですね。見つけるだけでなんだかワクワクしますし、落差が大きければ大きいだけ雄大さを感じますし、そばに寄ればマイナスイオンで癒される気持ちになります。ただ高低差のある場所をたまたま山の水が流れるだけの通り道に過ぎないのですが大自然の中に存在することにより特別な存在に変わるから不思議なものです。

そんな黒竜の滝でしばし滝を眺めながらマイナスイオンを体いっぱいにため込んで充電完了!先に進みましょう。黒流の滝を後にして木製の桟橋を渡り芝生の広場へ向かいます。

川を渡る桟橋櫟山に向かう登山道

少し山道を登ると上秦野林道を横切りさらに上を目指します。林道上の駐車場ですがゴールデンウイーク前の平日なのに結構車が停まっています。皆さん私と同じ登山目的の方達なのでしょうか。

林道脇の指導標上秦野林道上の駐車場

ここから櫟山まで1時間10分となっていますので中継地点としては歩きやすいいい距離だと思います。

表丹沢県民の森案内図櫟山への指導標

この辺りの新緑は素晴らしいものでこれぞ登山の醍醐味と言った感じです。タイミング的に新緑の中の新緑と言った感じでお茶で言う一番茶が作れそうな本当の新芽ばかりの緑で包まれています。

寒い冬をじっと我慢して過ごし、暖かくなってやっと活動を始めた木々がまだたっぷりと葉緑素を溜め込めておらず、頭上の太陽の光が葉を通過してしまい透けた感じに見える葉が美しいものです。どんなに人の技術が発展しても私の中では自然が作り出す色に勝てる色は無いですね。

新緑の登山道新緑の登山道

新緑眩い登山道脇でフデリンドウを見つけました。秋に見かけるリンドウに比べて明らかに小さいので気をつけて足元を見ていないと見逃してしまうかもしれません。大きさは小指ほども無い位の小さなリンドウです。

写真をご覧いただければお気づきになるとはおもいますが何枚も必死になって足元のフデリンドウを写真に収めたのですがものの見事にすべての写真がピンボケです。 汗 お見苦しい画像になってしまい申し訳ございません。

足元に咲くフデリンドウ足元に咲くフデリンドウ

この辺りの登山道は一気に高度を稼ぐように登ってきましたので櫟山まで15分くらいのところから背後に秦野の町並みが望めるようになります。

櫟山頂上付近の展望櫟山頂上付近の展望

爽やかな空気の中、落ち葉の上を歩くザクザクとした音と遠くから響く鳥の囀り、風にそよぐ木々の音、全てが心を癒やす自然の音楽。ここには都会に溢れるデジタル音は何一つありません。

櫟山山頂

新緑を登り切ったところに現れる櫟山と書かれたレトロな感じの指導標。ここが櫟山山頂です。正面には松の木が二本、山頂のシンボルツリーのように立っており、その周りは明るく開けています。

櫟山山頂の指導標櫟山山頂

清々しい天気に見晴らしが良く、開けた空間となれば・・・少し寝っ転がって暫しの休息。真っ青な空を見上げながらぼぉーっとしたり、目を瞑り耳と肌だけで自然を感じたりしながら数十分の時が流れたでしょう。気がつくと背中とお尻が湿っていました。数日前の雨が残っていたようです。

櫟山山頂の二本の松櫟山山頂からの眺め

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