大倉尾根から鍋割山 冬(3月) ~丹沢登山LIFE.com

大倉尾根から鍋割山 冬(3月)

   

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大倉尾根から鍋割山

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2014年3月11日

丹沢山塊の雪化粧が薄くなりはじめた三月、丹沢の春はまだまだ先と知りながらも春を待ちきれずに鍋割山に向かう為、秦野戸川公園大倉駐車場に車を停め大倉尾根登山口へと向かいます。


こちらの大倉駐車場平日は駐車料金無料といった計らいが有難いです。大倉山の家を右手に眺めながら登山口を目指します。

環境情報: 晴れ AM 9:30 14.6℃ 26%

秦野戸川公園大倉駐車場登山道に向かう途中の大倉の家

久々の大倉尾根登山道入り口です。冬の寒々しさと春の暖かみが混ざり合うような清々しい光景からの登山開始となります。登山道に去年は見かけなかった立て札が増えていました。ちょっと立ち止まって読んでみると丹沢登山の心得が記されています。

丹沢は都心からの交通の便も良く登山道がしっかり整備されているため非常に人気の高い登山コースが多いですが自然を相手にする以上危険はつきものであることを再認識しなければいけません。自分に言い聞かせるように書かれている内容を静かに黙読しました。

丹沢登山の心得

低山と思って簡単に考えるべからず!大倉290m、塔ノ岳1491m北アルプスや富士山の登山道に匹敵する標高差があります。標高が低いので夏は高温になります。冬は歩きにくい湿った雪が積もり、積雪は1mにも達します。

谷が急で傾斜がきつく登山道には階段が連続します。山は夕暮れが早く灯りがありません。携帯電話は通じにくく、バッテリーを消耗します。木々に覆われている登山道は日が暮れると真っ暗になります。ヘッドライトや懐中電灯が無いと危険です。一つ一つの項目を再認識しながら頭の中で装備と行動予定を再確認しました。

大倉尾根登山道入り口丹沢登山の心得

大倉バス停から1.6km地点にある観音茶屋さんテラスがなくなっており、後で知ったのですが2月16日の記録的な大雪の被害に遭われたとの事でした。一日も早い復興をお祈りいたします。

清々しい登山道

杉と檜が元気な時期ですね。林の中のどの木よりも元気で艶のいい色合いをしていました。近年は海外からの輸入材に押され林業は衰退していると言われていますが昭和の時代に日本経済を支えてきた立役者であるのも事実ですね。ただ今では花粉症の代名詞とされ花粉症の方々にしてみれば非常に厄介なものでしかないかもしれません。

杉の大木を見上げて杉と檜のハイシーズン

見晴茶屋のテラスに上がらせて頂きしばしの間秦野の町並みを眺めていました。入り口の鐘やランタンなどがレトロと言うか、ノスタルジックと言うかなんか心温まる風合いをしています。

ちょっとセピア感だしてみました 笑

見晴茶屋見晴茶屋入口 見晴茶屋 入口のランタン

初春の大倉尾根

ここから先は少々勾配が急になって行きますので慌てず急がず景色を楽しみながらゆっくりとあがっていきます。と言いながら実は冬の間、仕事が多忙になり山歩きが出来なかったことと体力作りをサボってしまった事が重なりかなりスタミナが落ちていた事に気づかされている自分がいました。

見晴茶屋から先の登山道見晴茶屋から先の登山道

広葉樹の葉が落ち、杉や檜、松などの針葉樹が目立つ山の中、葉を落として寂しい木々がこの辺りからちょっと様変わりしだしたのに気付きました。枝の先端がちょっぴり赤みを帯びはじめ春の訪れを待ちわびているようです。

登山道脇には植栽の札が多く見られましたので暖かくなって登山道脇に多くの種類の野草が繁るのを楽しみに待っていましょう。去年はあまり見かけなかった花を見ることもできるでしょうか。

ミヤマクマザサの植栽植栽保護のためのロープ

高度がますに連れ徐々に残雪が増えてきました。登る前から山肌は白く見えていましたので想像はしていましたが実際の雪の量を見るとやはり市街地とは違う標高差や自然環境を実感させられますね。

大倉尾根は南側に面しているのでまだ残雪が少ない方でこの後向かった鍋割稜線北側などは大倉尾根とは比較にならない程の量でしたので後後の写真で確認ください。

残雪の量が増す登山道駒止茶屋前の雪

大倉尾根から望む三ノ塔と烏尾山。視界を遮る葉やガスが無いため山小屋や避難小屋まで鮮明に確認できました。少しの間、右手には三ノ塔や烏尾山など左手には富士山を眺めながら歩き続けます。

大倉尾根から望む三ノ塔方面大倉尾根から望む三ノ塔

大倉尾根から望む富士山

霜柱と残雪が日中の気温で溶け出し、さらにその上を多くの登山者が通りすぎるために登山道のあちらこちらで足元がチョコレートペースト状態になっています。そんな足元に注意しながら堀山の家を通過して行きます。

雪解けで泥濘になる足元堀山の家

この辺りまで来ると振り返れば大パノラマ、冬の時期は空気も澄んでいるため暖かい時期と比べても格別に絶景ですね。花立山荘までの道のりと花立山荘前の景色をまとめて紹介します。

こんな景色が見たくて山に登っているんですよね。たとえようの無い解放感 気持ちがいい!!!!!

おっと!あまりの解放感に気を失うところでした。今回の目的地である鍋割山に向かって歩き出しましょう。

冬の山は他の季節と違い新緑を楽しんだり、多くの草花を楽しんだり、紅葉を楽しんだりと言った楽しみは無いですが寒い思いをしても登りたくなるだけの素晴らしい光景がありますね。冬は空気が澄んでいる分同じ景色でも一段と素晴らしく見えるものです。

花立山荘前で軽い休憩をとり先を急ぎますがここから先、登山道の雪が増え始めました。

花立山荘先の登山道花立山荘先の登山道

春先から夏場にかけては木々に覆われ薄暗い感じの金冷しですが冬場は覆いつくす葉が落ちているのと一面を覆った雪の反射で非常に明るく感じます。ちなみにこの時点で6.5℃ 38%でした。登山口で14.6℃あったので8℃くらい下がっています。

冬の金冷し雪に埋もれた金冷しの指導標

今日はこの金冷しを右には曲がらず左側の登山道に進み鍋割山を目指します。

鍋割山に向かう尾根鍋割山に向かう尾根

なんと今回、とんでもない失敗をしてしまいました。なんとカメラの充電切れを起こしてしまい、さらに山に登る時は必ず持っていく充電器まで忘れる始末です。よって今回のアップはこの辺までとさせていただき続きは次回とさせていただきます。なんとも中途半端な登行記となってしまい申し訳ございません。

2014年3月 



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