登る前に知っておきたい秋の丹沢の怖さ ~丹沢登山LIFE.com

登る前に知っておきたい秋の丹沢の怖さ

   

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登る前に知っておきたい秋の丹沢の怖さ

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夏の厳しい暑さがひと段落し、お日様の光が気持ちのいいこの季節、山登りをするには丁度いい気候である事は間違ありません。さらに運が良ければ眩しいほどの紅葉や黄葉に出会う事さえできるのだから至れり尽くせりでしょう。

ただ秋山特有の注意すべき点もあり、日ごとに早くなる日没時間、枯葉や長雨で滑りやすい登山道、朝夕の寒暖差など、そんな秋の丹沢を快適に登るために気をつけなければいけない点を登山前に確認しておきましょう。

秋の日没時間と行動計画

秋の日は釣瓶落としとよく言われるように暗くなるのが非常に早い。釣瓶が井戸に滑り落ちるように秋山は日が沈み出すとあっという間に暮れてしまうものです。

特に丹沢登山では山頂付近や稜線を歩いている時には夕日を浴びやすく、日が暮れはじめても明るく感じるが標高が下がり沢沿いの林道や林間の登山道を歩いてみて始めて日の沈む早さに危機感を感じる事があり、登山口に向かうに連れ日の光も差し込みにくくなるのでさらに暗く感じてしまうものです。

登山者に人気の大倉尾根登山口なども山の東斜面を歩く為、朝登る時は朝日を浴びて気持ちがいいのですが夕方ともなれば西日も差し込まなくなり日没の影響を受けやすくなります。

登山をする上でいざという時の為にヘッドランプは必需品だか出来れば歩き慣れていない夜の山歩きは避けたいものでもあります。よってその様な事態を避ける為にも暗くなる前に下山できる様に行動計画をしっかり立ててから登る事が大切である事は言うまでもないでしょう。春や夏に登った時にこの時間から登り始めたから今度も同じ時間に登り始めればいいだろうなどと言った安易な考えは持たずに秋の丹沢登山における主要登山口からの行動計画を考えてみましょう。

ヤビツ峠から塔ノ岳を経由大倉尾根登山口に下山:6時間半から7時間程度
大倉尾根登山口から塔ノ岳ピストン:6時間程度
大倉から鍋割山経由で塔ノ岳を目指し大倉尾根を下山:8時間程度

上記が雑誌や登山書などで言われている主要登山ルートのコースタイムですがこのコースタイムを元に日没の2時間前には下山出来るように行動計画を組む事が理想です。

日没ギリギリでの行動計画はちょっとしたアクシデントにも対応出来ない上に行動計画通りに歩かなければいけないと言う気の焦りが付きまといます。

登山における気の焦りは躓きや転倒を招く事もあるうえに何よりゆっくり景色や花々を楽しむ事が出来ないのは登山の魅力を半減させてしまうことでしょう。

参考までに2014年の日の入り時刻から計算してみると7月1日には19:01分だった日の入りが9月1日には18:09分、10月1日には17:26分となっており1時間30分位の時間差があるのがわかります。この時間差から単純に考えて見ても夏場に比べて1時間30分早く登り始めるような行動計画が必要となるのがわかるはすです。

この事を踏まえて計算してみると大倉尾根登山口から塔ノ岳ピストンの場合はコースタイムで6時間程度かかるので日没が17時30分と考えるとその2時間前は15時30分、そこにコースタイムを逆算すると遅くとも9時30分には登山口に立っていなければなりません。さらに休憩をしっかり取りたいのであれば休憩の時間も考慮した時間が登り始めの時間となります。

秋の長雨と落葉の危険

秋雨前線と言う言葉があるように秋は長雨の季節でもあります。9月前半は台風シーズンとも重なる為、更に注意が必要で流石に台風が来ている時に山に登る人は少ないでしょうが台風の過ぎた後などは登山道も荒れており折れた木などにも注意が必要であるうえに濡れた地面は思いの外、足を取られる事もあり危険な上に行動計画通りに歩けないものです。

ぬかるんだ登山道は登山靴に土を残し足を重くするうえ、濡れた岩肌は滑りやすくもなります。更にその上に落葉した枯葉などが堆積しているとさらに注意が必要となります。登りは体力も十分残っているうえに体重移動の関係から足を取られる事も少なく済みますが特に注意が必要なのが下山時です。

下山時は登りよりも間違いなく体力は消耗しているうえに滑りやすいものでもあります。

下山時間を気にする事は大切な事ですがあまりにも下山時間を意識するあまり早足にならないように気をつけながら足場を意識して一歩一歩確実に下るようにしましょう。

大倉尾根などは登山者が多い分踏み跡が増えるので登山道は想像以上にぬかるみやすく滑りやすいもので、更に下り一辺倒で傾斜もかなりある為山頂から登山口まで気の抜ける場所はないと思ってもいいでしょう。

夏とは違う朝夕の寒暖差

10月下旬にもなると秋雨は落ち着き日中は穏やかな日々が多くなりますが山には着実に冬が訪れているものです。立秋を過ぎ空が秋めいてくる頃には朝夕の冷え込みも一層と増してきますのでその様な時期にはアウトドアフィールド特有の寒さ対策が必要となってきます。

登山で体を冷やす要因はいろいあり、日中歩き続けてかいた汗が夕方の冷え込みとともに体温を奪う事もあれば、風よけのない稜線部などで雨風にさらされた時には透湿防水効果の高いレインウェアなどを装備していなければこれもまた体温を奪う大きな要因になります。この様に秋の登山は春や夏の登山と違い寒さ対策や濡れ対策が非常に重視される事を意識して服装選びをするようにしなければなりません。

秋の丹沢を登る為の注意点を簡単に書いてみましたがこの辺りに気をつけ行動計画と安全管理をしっかり行い紅葉眩い丹沢を堪能していただきたく思います。

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